写真はバンダイゴケ Rauiella fujisana でしょう。 朽木についていました。 蒴は傾き、やや非相称です。
茎は這い、幅は茎葉を含めて 0.5~0.2mm、糸くずのような太さです。 そこから長さ2mmほどの枝を羽状に出していますが、枝分かれはあまりありません。
上の写真で蒴柄の基部は隠れてしまっていますが、蒴柄の長さは1cm以上あります。 また、中央左に苞葉が写っていますが、苞葉も2mmほどの長さがあります。
上は茎葉です。 長さは約 0.5mm、広卵形の下部から急に細く尖っています。 中肋は葉長の 2/3くらいで終わっています。
上は茎葉の葉身細胞です。 長さは8~13μmで、中央に先が2~4個に分かれたパピラが1つあります。
上は枝で、枝葉は卵形で鋭頭です。 枝葉にも茎葉と同様のパピラがあります。
茎にはたくさんの毛葉があります(上の写真)。
上は毛葉です。
上は雌苞葉です。 葉形も細胞の形も全く異なっています。
(2022.8.24. 札幌市 手稲山山麓)
◎ こちらでは蒴をもう少し詳しく見ています。 またこちらには帽を持った蒴のある本種を載せています。
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