枝にくっついていた写真のコケ、タカネシゲリゴケ Nipponolejeunea subalpina でしょう。 葉の縁に多くの長毛があります。
上の2枚は腹面から撮っています。 茎の幅は葉を含めて 0.6~0.7㎜、背片の縁にある長毛は1細胞列で、長さは 0.2~0.3㎜です。 腹片は長さが背片の 3/4~4/5で、2歯があります。
腹葉は茎径の2~3倍幅で、約1/3まで2裂しています(上の写真)。
葉身細胞は薄壁で、長さは10~20μm、油体は各細胞に3~5個あります(上の写真)。
本種は、平凡社ではクサリゴケ科になっていますが、ヒメウルシゴケ科に移されています。
(2024.8.26. 北海道 鹿追町 標高約1000m)
◎ こちらには蒴をつけたタカネシゲリゴケを載せています。
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