写真はウスベニミズゴケ Sphagnum capillifolium var. tenellum でしょう。 たくさん胞子体をつけていました。
本種は滝田(1999)では独立種( S. rubellum )となっていますが、平凡社ではスギハミズゴケの変種となっています。
背景は1㎜方眼ですので、ミズゴケとしては小形です。 茎は、多くの枝で隠されてはっきりしませんが、茶褐色~柴紅色です。
上は茎の表皮をメチレンブルーで染色しています。 茎の表皮細胞は長方形で、表面に孔はありません。なお、母種では表皮細胞の表面に孔が少し見られます。
上は枝葉を腹面から撮っています。 枝葉は長さ0.8~1.0㎜、先端に少数の歯があります。
上は枝葉の背面上部です。
上は枝葉の横断面です。 葉緑細胞は正三角形に近く、腹面に広く、背面に狭く開いています。
上は茎葉です。 舷は下部で広がっています。 なお、、母種では舷はあまり広がりません。
上は茎葉上部の腹面です。 先端に少数の歯があります。
上は茎の横断面の一部です。 表皮細胞は2~3層です。
上は枝の横断面です。
(2024.8.25. 北海道 上士幌町 標高約800m)
◎ ウスベニミズゴケはこちらにも載せています。
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