写真はヒロハホラゴケモドキ Metacalypogeia cordifolia だろうと思います。 湿った岩壁から垂れ下がっていました。
上は背面から撮っています。 実際の色を写真で表すのは難しいのですが、最初の写真と上の写真とを総合し、植物体の色は透明感の無い濃緑色~緑褐色と言えるでしょう。 背片は先が尖り、背縁は全縁です。
上は腹面から撮っています。 腹葉は腎臓形で、幅は茎径の約2倍です。
葉は舌形~三角形で、長さ1~1.5㎜、幅約1㎜です(上の写真)。
葉身細胞は薄壁で大きなトリゴンがあります。 油体は淡褐色で球形~卵形、各細胞に10~30個あります。
細胞の表面に焦点を合わせると、点状ベルカが確認されました。 上はベルカが分かりやすいように、油体の少ない葉縁近くを撮影しています。
(2025.4.19. 京都市右京区京北上弓削町)
◎ こちらに載せているヒロハホラゴケモドキは、外見からの印象は異なりますが、細胞の特徴などは同じです。
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