写真はシマヤバネゴケ Cephalozia hamatiloba だと思います。 水の滴る岩上に育っていました。 上の写真では濡れて葉の形も良く分かりませんが・・・
オタルヤバネゴケ(以下、オタル)を大形にしたようなコケで、同種とされることもあるようですが、葉の付き方はオタルより横に近い斜めについているように思いますし、葉の形も少し異なります。 平凡社の検索表では、茎の径が、オタルでは 0.1~0.2㎜であるのに対し、本種は 0.25~0.3㎜となっています。
近くには花被をつけた群落もありました(上の写真)。 こちらは胞子体を作ってかなり弱っています。
上は腹面から撮っていて、茎から仮根が出ています。 腹葉はありません。
上の2枚は葉で、2裂し、少し大きな方が腹側部です。 裂片の開き方は、オタルより広いように思います。
上は葉身細胞です。
(2025.4.19. 京都市右京区京北上弓削町)
◎ こちらには、本種の胞子体を中心に載せています。
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