2017-06-05

ヤナギゴケ


 蒴のついたヤナギゴケ Leptodictyum riparium をいただきました。 ヤナギゴケは湿った地上や岩上でも、水中でも育ちますが、いただいたのは後者です。


 葉は披針形で、先は細く漸尖しています。 葉縁はほぼ全縁で、中肋は上の写真では終わりがはっきりしませんが、葉の3/4ほどのところで終わっているようです。


 上の写真中央が偽毛葉でしょうか。 ヤナギゴケ属には糸状または小葉状の偽毛葉があるようです。


 葉身細胞は線形です。


 翼細胞は方形~矩形です。


 蒴歯は内蒴歯と外蒴歯が揃っています。歯突起の間には関節のある間毛が存在します。

◎ ヤナギゴケはこちらにも載せています。

2017-06-04

オオケマイマイ



 写真はオオケマイマイ Aegista vulgivaga でしょう。 残念ながら軟体部は無くなっていましたが・・・。
 殻は扁平で、周縁は著しく角張っています。 殻の周縁から鱗片状の毛が放射状に生えていますが、この毛は老成すると失われるようです。


 上は殻底から見たところです。 広く深い臍孔です。

(2017.5.10. 高槻市出灰)

2017-06-03

ムラサキシジミ(幼虫)


 丸くなったシラカシの新葉(上の写真)を開けてみると・・・


 中にいたのはムラサキシジミ Narathura japonica の幼虫でした。 右が頭でしょう。


 上は1~2枚目の写真のすぐ傍にいた別のムラサキシジミ幼虫です。 写真の左側の側面に傷があるようですが・・・。 こちらにはアリ(ハリブトシリアゲアリ?)がたくさん来ていました。


 ムラサキシジミの幼虫は蜜を分泌し、数種のアリを誘引して護衛させるようです。

 蛹も見るつもりで継続観察していましたが、数日後に見あたらなくなりました。 蛹化は地上の落葉の中などで行われることは後日知りました。

(2017.5.18. 堺市南区高倉台)

 同じ場所で6月2日に新鮮なムラサキシジミ(成虫)が数頭いました。 上記の幼虫が羽化したのだと思います。

2017-06-02

アオイトゴケ(ギボウシゴケモドキ)


 上は岩上に生えていたアオイトゴケ Pseudanomodon minor subsp. integerrimus です。 平凡社などではギボウシゴケモドキの名で載せられています。


 上の写真の左は乾いた状態て、右は湿った状態です。 葉は茎や枝に丸くついていて、乾くと茎や枝に密着し、アオイトゴケの別名がよくあてはまる糸状となり、湿ると側方に展開して全体がやや扁平になります。


 葉は長さ 1.2~1.8mmで、広卵形の基部から舌状に伸び、広い円頭です。 中肋はやや透明で、葉先近くに達しています。


 葉身細胞は方形~短い矩形で、多くのパピラがあり、輪郭は不明瞭です(上の写真)。

(2017.5.10. 高槻市出灰)

◎ ギボウシゴケモドキと同じ属でよく似たキスジキヌイトゴケとコマノキヌイトゴケをこちらに載せています。


2017-06-01

クロツラヘラサギ




 写真は、面(つら)が黒くてクチバシが箆(へら)状になっているクロツラヘラサギ Platalea minor です。 日本には冬鳥として九州の瑞梅寺川や沖縄県などに少数が飛来します。

 上の写真は西表島で 2017.4.18.に撮ったものです。 現在「そよ風に乗って」に4月17日~20日に石垣島・西表島で撮った写真を載せていますが、後日の検索が容易になるようにと1種ずつ載せているものですから、なかなかはかどりません。 クロツラヘラサギは大阪府下でも稀に見ることができますし(こちら)、このブログの方が写真を大きく表示できるので、こちらに載せることにしました。