写真はチョウチンハリガネゴケ
Pohlia wahlenbergii の雄株のようです。 谷の斜面にヒメジャゴケなどと一緒に生えていました。
配偶体の下部は赤みがかっています。
1~2枚目の写真でもそうですが、茎頂には葉が集まり、色が他の所とは異なります。 この部分を取り出して断面を作り、顕微鏡で見たのが下の写真です。
上の写真の楕円形のものは造精器でしょう。 他の葉とは様子の異なる葉は苞葉でしょう。
上は苞葉です。 上部にはまばらに小歯があります。 中肋は葉先から間隔をあけて終わっています。
苞葉の葉身細胞は狭六角形です。
(2015.12.6. 堺自然ふれあいの森)
◎ 葉は卵状披針形で、外形は苞葉と異なりますが、基本的な特徴はほぼ同じです。 なお、
こちらでは葉の様子を中心に乗せています。