上は昨日のチヂレゴケと同じ石垣です。 濃い緑に赤っぽい蒴が点々と見えるケギボウシゴケと、浅い緑色のヒジキゴケが接して育っていました。
ケギボウシゴケ Grimmia pilifera は岩上に小さな群落を作ると言われています。 蒴の赤い帽が美しいのですが、蒴柄は短く、蒴は雌苞葉に沈生しています。
乾燥した状態のまま、深度合成してみました。 葉の先は透明尖となっています。
湿らせると、茎に圧着していた葉が広がり、上のようになります。 葉の先の透明尖は白い背地にしたためにほとんど見えなくなってしまいました (-_-;
葉は卵状披針形です。
上は葉先の透明尖の部分を拡大したものです。
上は葉の基部近くの葉身細胞です。 長く伸びた矩形をしていて、縦壁が節状に肥厚しています。
(2016.1.23. 堺市南区槇塚台)
◎ こちらではケギボウシゴケの葉を詳しく見ています。