大阪市立自然史博物館で8月21日に行われた同定会で分けていただいた、徳島県の海陽町産のナンヨウトゲハイゴケ Wijkia hornschuchii を調べてみました。 「ナンヨウ」という言葉のとおり、アジアの熱帯にも産しますが、日本の九州・四国・本州の湿岩上にも見られます。 また名前に「ハイゴケ」とありますが、ハイゴケ科ではなく、ナガハシゴケ科のコケです。
葉は長さ1~1.2mm、中肋は無く、翼細胞は少数で、ときに黄色くなります。
蒴歯は2列で、それぞれ16本ずつです。
◎ ナンヨウトゲハイゴケはこちらやこちらにも載せています。