Part1の調子が悪いので、2013.11.3.からの引っ越し記事です。
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上の写真、手前からず~っと奥まで同種のキノコが生えています。 このような状態が100m以上も続いていました。
この道は昔からある金剛山の登山道のひとつなのですが、距離が長く、最近はほとんど通る人がいません。
金剛山は花崗岩を主体とした山です。 花崗岩は風化し易く真砂土となり、人が通ると次第に削られて谷のようになります。 上の写真の場所では、古くからある登山道の削られて窪んだ所に落ち葉がたまり、このキノコの発生に適した環境が形成されたのでしょう。
このキノコはヒトヨタケだと思うのですが、キノコは条件によって見かけが大きく変化し、特にヒトヨタケの仲間はその変化が大きいので(こちら)、正確には分かりません。 すくなくともヒトヨタケ科のキノコであることには間違いないでしょう。
このキノコには上のようなハエが来ていました。 前翅前縁にトゲ状の毛が等間隔に並んでいることや、3本の翅脈がまっすぐに翅先に延びていることなどから、トゲハネバエ科でしょう。 カメラを近づけても飛び去ることなく、キノコに固執していました。
トゲハネバエ科にはキノコに産卵するものが多いようですので、産卵に来ていたのかもしれません。 しかしヒトヨタケは1日で溶けてしまいます。 そのことをトゲハネバエは知らないのでしょうか。
(2013.10.22. 金剛山)
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