上は堺市南区の法道寺で撮ったベニバナトキワマンサク
Loropetalum chinense var.
rubra です。 植物全体に紅色の色素が多いのか、若い葉の色は赤紫色です。
上の写真でも、葉に多くの毛があることが、なんとなく分かりますが・・・
若い枝も葉も星状毛で覆われています。
果実も同様に星状毛で覆われています(上の写真)。 果実はとても硬いのですが・・・
果実は熟すと勢いよく裂け(上の写真)、種子を遠くに飛ばします。 このような種子散布の方法はマンサク科にはよく見られます。
上は4月下旬に別の場所で撮った花です。 1つの花の花弁は4枚ですが、花は集まって咲きますので、たくさんの細長い花弁があるように見えます。 この点は
マンサクなどと同じです。
ちなみにベニバナトキワマンサクの属名は、「革ひも+花びら」の意味で、この細長い花弁に由来しています。
ベニバナトキワマンサクは、ごく薄い黄色の花を咲かせるトキワマンサクの変種です。 トキワマンサクは、1905年にランに付いて偶然に日本に持ち込まれ、当初は中国特産の樹木とされていましたが、1931年に伊勢神宮で自生していることが分かり、その後、静岡県湖西市や熊本県荒尾市でも自生地が見つかっています。
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