写真はツクシウロコゴケ Heteroscyphus planus のようです。 平凡社の図鑑には、本種は検索表に載せられていますが、種別の解説文は載せられていません。 検索表に「全国にふつう」とありながら、種別の解説が無いというのは、普通すぎて詳しく説明する必要も無い、ということなのでしょうか。
なお、ウロコゴケ
H. argutus は本種にごく近い特徴を持っています。 本種との違いは、葉端にいくぶん丸みのあることと、葉先の歯が(0~)5~10個で、歯の大きさがそろっているということのようです。
上の2本の茎は、どちらも右が茎頂なのですが、上は茎頂に向かうにつれて葉が大きくなり、下は茎頂に向かうにつれて葉が小さくなっています。 茎が伸びていく場所のわずかな環境の違いで、葉の大きさは簡単に変化するようです。
上は腹葉です。 幅は茎径よりやや広く、先は2/3~3/4まで2裂し、側縁には刺歯があります。
腹葉の基部の片方は葉と合着しています。
※ 反射光で撮ったツクシウロコゴケの腹葉の写真を
こちらに載せています。
上は葉身細胞です。 トリゴンは小さく、油体は紡錘形です。
(2018.2.7. 堺自然ふれあいの森)
◎ ツクシウロコゴケは
こちらや
こちらにも載せています。
2 件のコメント:
これは、ツクシウロコゴケかウロコゴケだと思います。
ありがとうございます。よく分からないところもあるのですが、ツクシウロコゴケにしておきました。
平凡社の図鑑にもう少し詳しい解説なり図なりが欲しいです。
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