2018-03-09

ミチタネツケバナ

 Part1の 2014.3.31.からの引っ越しです。(一部変更しています。)
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 タネツケバナは漢字で書くと「種漬花」で、この花が咲くと、稲の種籾を水に漬けて発芽を促し、苗代づくりの準備に入らなければならない、というところからきているようです。
 タネツケバナの仲間( Cardamine:タネツケバナ属 )も、タネツケバナやオオバタネツケバナなど多種の在来種があり、あちこちでよく見かけるのですが、写真のミチタネツケバナ C. hirsuta はヨーロッパ原産の帰化植物です。 名前は道端など、タネツケバナよりもやや乾燥した場所によく見られるところからのようです。


 花は在来種のタネツケバナより早く、2月頃にはもう咲きだしていて( この花を見て籾を漬けたのでは早すぎます )、次々と咲き次々と果実になっていきます。 果実は直立して、花より上に突き出しています。


 茎につく葉は小さく少なく、目立ちません。 上は茎につく葉を拡大して撮ったもので、茎にはピントが合っていませんが、タネツケバナと異なり、茎には毛はありません。
 茎の葉は少ないのですが、それに代わって根出葉は多く、花や果実の時期にも残っています。 下の写真は、根出葉の様子がよく分かるように、株を引き抜いて持ち上げて撮ったものです。 ちなみに、在来種のタネツケバナの根生葉は、果時には枯れています。


 タネツケバナ属はアブラナ科です。 アブラナ科の花の特徴として、花弁やガクは4枚で、オシベは6本であることが広く知られています。 しかし、ミチタネツケバナの花は小さく、オシベが4本しかない花が多く見られます(下の写真)。