樹幹に無性芽をたくさんつけたクビレケビラゴケ Radula constricta がついていました。
葉縁の細胞が無性芽に変化して離れていくのか、無性芽のついていた葉縁はボロボロになっています。
上は葉身細胞です。 平凡社の図鑑では「(クビレケビラゴケ属の)油体はふつう各細胞に1個あり,(中略)微粒の集合。」と書かれており、たしかに前に観察した本種の場合は、ほとんどの細胞の油体は1個でした(こちら)。 しかし上の写真では、大きな油体の他に、小さな油体を1~2個持っており、油体には眼点が見られます。 時期か生育環境が関係しているのでしょうか?
(2019.10.30. 奈良市春日野町)
◎ こちらには蒴をつけたクビレケビラゴケを載せています。
2 件のコメント:
先月、奈良県川上村でとったクビレケビラゴケの油体もこんな感じでした。油体の形態はどの程度安定しているのか、どういう条件で変わるのか、不思議です。
毎年この季節にはこのような油体が見られるのか、気になりますね。
無性芽の多さはどうでしたか?
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