金網に絡んで育っている上の写真のコケは・・・
葉を含む茎の幅が太くなったり細くなったりしながら伸びています(上の写真)。
茎の先にはしばしば無性芽のような細い枝の集合が見られます(上の写真)。
中肋は強壮で葉の2/3ほどの長さです。 上の写真の葉はゴミが多いので、下は別の葉の葉先付近です。
葉先は長く伸びています。
翼部の分化は見られません(上の写真)。 このように拡大すると弱い縦じわの存在が分かります。
葉身細胞の長さは 15~25μmです。
以上の観察結果から、Okamuraea(オカムラゴケ属)だと思います。 種名の判断に迷いますが、たぶんホソオカムラゴケ Okamuraea brachydictyon だと思います。
(2021.5.23. 奈良県宇陀市)
◎ ホソオカムラゴケはこちらにも載せています。
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