ヤマトフタマタゴケ Metzgeria lindbergii については、その概要をこちらに載せていますし、特に造精器やシュートカリプトラに保護された状態の胞子体などについてはこちらに載せています。
その胞子体がシュートカリプトラから顔を出して胞子を散布していました。 本種の胞子を飛散させる期間は、次々と胞子体が成熟し、かなり長期間継続するように思いますが、今年のピークはそろそろ終わりのように思います。
上の写真中央には、多くの蒴が開裂していた中で、かろうじて残っていた開裂前の蒴が写っています。 下はこの胞子体のついている葉状体を取り出して撮った写真です。
上の写真の左下の葉状体は腹面で、たくさんの若いシュートカリプトラがついています。
上も群落の一部を腹面から撮った写真で、たくさんの開裂した蒴が写っています。 下はそのうちの1つの顕微鏡写真です。
蒴は4裂し、裂片の先に弾糸がついています。 下は上の右下の裂片の拡大です。
弾糸は裂片の先の1点に集中してついているようです。
上は弾糸と胞子です。
(2021.6.23. 堺自然ふれあいの森)
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