6月4日は虫の日だそうですので、虫の話を・・・
写真はミツバアケビにいたアケビコンボウハバチの幼虫です。
ハバチについては、これまで成虫を何度か載せ、書いてきたように、成虫は肉食ですが、幼虫は植物の葉を食べます(これが「葉蜂」の名前の由来です)。
食べ物が同じということもあるのでしょうが、ハバチの幼虫はチョウやガ(以下、チョウ目と書きます)の幼虫とよく似ています。 両者を見分けるいちばんいいポイントは腹脚の数でしょう。
チョウ目の幼虫もハバチの幼虫も、胸脚、腹脚、尾脚の3種類の脚を持っています。 このうちの胸脚は3対あり、成虫になっても残ります。 昆虫の成虫の脚は全て胸部から出ていて3対です。 尾脚は幼虫の体のいちばん後ろに1対あります。 これもチョウ目の幼虫とハバチの幼虫とで違いはありません。 しかし腹脚は、チョウ目ではグループによって数が違いますが、多くても4対であるのに対し、ハバチの幼虫の腹脚は5対以上あります。
小さくて確認が難しいのですが、眼も違います。 チョウ目の眼は6対です(こちら)が、ハバチの眼は1対です(上の写真)。
ハバチの幼虫は、少し驚かすと、すぐ上のように丸くなります。 これもハバチの幼虫の特徴と言ってもいいのでしょうが、丸くなる幼虫は他にもいて、丸くなるからといってもハバチの幼虫とは限りません。
(2013.5.21. 金剛山)
※ 上は Part1の 2013.5.31.の記事を、内容を少し変更してこちらに引っ越しさせたものです。
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