2021-06-09

ハナオチバタケ、トサカオチエダタケなど

  2021.6.5.に箕面の森で見たきのこたち、今日は細長いきのこを集めてみました。

Marasmius(ホウライタケ属)のきのこたち
 ホウライタケ属と思われるきのこを集めてみました。 この属(は)も似た種がたくさんあります。 フィールドでの写真だけで顕微鏡観察はしていませんので、眉に唾をつけて見てください。

・ハナオチバタケ M. pulcherripes


 落ち葉に菌糸を広げる美しい森の掃除屋さんです。 乾燥すると縮み、水に濡れると元の姿に戻るという、コケを思わせる特徴もあります。
 傘の色には変異があって・・・

 上は、ハリガネオチバタケに似ていますが、ハナオチバタケの褐色型ではないかと思います。

・ケナワタケ M. funalis

 ヒダは上生で疎、柄の表面は白色の密毛に被われています。 枝の基部の周辺には発達した菌糸体は見あたりません。

● トサカオチエダタケ

 トサカオチエダタケ Mycena spinosissima は熱帯~亜熱帯地域に分布の中心を持つきのこです。 傘表面の中央付近にトサカ状の突起が見られますが、幼菌では密に脱落性の円錐突起に被われているようです。 肉は非常に薄く、白色の膜質です。

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