写真は樹幹についていたマムシゴケ Meiothecium microcarpum です。
上は育っていた樹幹で、公園脇の明るい場所にあった木です。
枝分かれは少なく、茎葉は長さ1~1.5mm、枝葉は茎葉とほとんど変わりません。 蒴柄は短く、長さ約2mmです。
上は茎葉です。 葉面は凹み、葉縁は全縁で、狭く反曲する傾向があります。 中肋はありません。
上に3枚の葉の翼部を並べました。 翼部には3~7個の大形の細胞が並びます。 この大形の細胞は、葉縁では透明ですが、中央に近づくにつれて淡い黄色になることもあるようです。
上は蒴の口部です。 蒴は古くなっていて、蒴歯はほとんど残っていませんが、残っている蒴歯の基部を見ると、内蒴歯を欠いているようです。
下はわずかに残っていた蒴歯の拡大です。
外蒴歯の表面にはパピラが見られます。 上の写真には胞子も写っていますが、この胞子の表面にもパピラが見られます。
(2023.3.10. 屋久島)
3 件のコメント:
早速載せて頂きありがとうございます。
感謝!!
ヤッシーさん、屋久島ではお世話になり、ありがとうございました。
佐木山先生 また是非屋久島にいらしてください。
宜しくお願い申し上げます。
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