写真のコケ、平凡社の検索表や尼川の図からはコヒシャクゴケになると思うのですが、現在コヒシャクゴケはコアミメヒシャクゴケ Scapania parvitexta と同種として扱われています。
1枚目の写真ではほとんど緑一色のようですが、群落の断面で見ると、あちこち赤みを帯びています。 茎の長さは1cm前後、葉を含めた茎の幅は1.5~2㎜です。
上の2枚は葉です。 背片と腹片の大きさの差はあまりありません。 腹片は円頭です。 葉縁には小さな歯が並んでいます。
上は葉の断面で、写真の左端の中央がキールです。 キールに翼はありません。
上は葉身細胞です。 歯は1~3個の細胞からなっています。
上は花被です。
上は花被の口です。
上は茎の横断面です。
(2024.8.25. 北海道 然別湖に沿った道 標高約800m)
◎ コアミメヒシャクゴケ(コヒシャクゴケ)はこちらやこちらにも載せています。
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