2024-09-12

オオヒモゴケ

 写真はオオヒモゴケ Aulacomnium palustre でしょう。 北八ヶ岳の湿地に育っていました(2024.9.12.撮影)。

 地際から覗き込むように撮ると、茎の頂端などから無性芽をつける軸上の短枝が出ています(上の写真)。

 上の写真の赤い矢印の所では無性芽ができかけています。 黄色い矢印の所は無性芽が落ちた跡でしょうか。

 茎は褐色の仮根に覆われています。 葉の長さは 2.5~3.5㎜です。

 葉は披針形です(上の写真)。

 葉の先端は鋭頭です。 葉の上部の縁にはパピラによる不規則な突起があります。 中肋は葉先に届いていません(上の写真)。

 葉の基部には色の濃い少し大きな細胞があります(上の写真)。 中部以下の葉縁は狭く背方に巻いています。

 葉身細胞は長さ10~15μm、非常に厚角で、中央に1個のパピラがあります(上の写真)。

◎ オオヒモゴケはこちらにも載せています。

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