生垣の下のコンクリート壁についていたコケ、雨で濡れてよく分からないので少し持ち帰り、水分を拭き取って映したのが上の写真です。 ヒナノハイゴケの群落の所々にコモチネジレゴケ(赤い円内)が育っていました。
コモチネジレゴケ Syntrichia laevipila は、これまで何度か木の割れ目の奥で育っているのを見たことがありますが、このようなコケの群落に混じって育っているのを見るのは初めてです。
どちらの葉も葉先が細く伸びています。 2種の葉を並べて比較してみました。 左がコモチネジレゴケ、右がヒナノハイゴケです(倍率は異なります)。
上はコモチネジレゴケの葉身細胞で、「C」形をしたパピラがあります。
(2025.6.11. 大阪府 岸和田市内)
◎ コモチネジレゴケは茎頂や葉腋に無性芽をたくさんつけるのですが、雨で流れてしまったのか、最初の写真ではほとんどありません。 無性芽をたくさんつけた様子はこちらをご覧ください。
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