2025-06-27

マルバコオイゴケモドキ

 上はマルバコオイゴケモドキDiplophyllum andrewsii で、大阪市立自然史博物館に収蔵されていた標本です。 先日載せたイボヒシャクゴケとマルバコオイゴケとを比較検討するにあたり、この標本も参考にしました。 以下はこの標本の観察結果です。

 腹片は長舌形でやや曲がり円頭、背片は腹片の1/2~3/4長です(上の写真)。 葉縁の鋸歯はほとんど目立ちません。

 上は腹片の葉先付近、下は背片の葉先付近です。

 葉身細胞はやや厚壁でトリゴンは不明瞭です。 マルバコオイゴケで問題になったいぼ状ベルカは確認できませんでした。

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