2014-10-04

シモフリシマバエ

 ここに載せたのはシマバエ科のシモフリシマバエ( Homoneura euaresta )だと思うのですが、Homoneura属は研究が進むにつれて種の数が増え、現在は本邦産として40種を超えているようで、似たものもいるようですから、少し疑問が残ります。 詳しい方にこのブログを見ていただくこともあるかと思い、同定の助けになるよう、上からと横からと正面からの写真を載せておきます。




(2014.9.21. 和泉市 槇尾山山麓)

2014-10-03

ヨウシュヤマゴボウ

 いろんな虫たちのいた場所としては何度も載せていたヨウシュヤマゴボウですが、この植物自体は、まだ取り上げていなかったようです。
 ヨウシュヤマゴボウは、漢字で書くと「洋種山牛蒡」で、明治時代初期以降に日本に入ってきた北アメリカ原産の帰化植物です。 日本には在来のヤマゴボウという植物があり、それの洋種だというわけです。


 花序は最初は上向きぎみのものもありますが、果実が実るにつれて次第に垂れ下がってきます。


 花の様子を見ていくことにします(上の写真)。 メシベは10前後の心皮が密にくっつきあっていますが、完全に融合するところまではいかず、花柱は分かれています。 オシベは心皮の数(つまり花柱の数)とほぼ同数です。 花弁は5枚と言いたいところですが、下の写真を見てください。


 上の写真にはミカドドロバチらしき蜂が写っていますが、今回注目するのは、蜂のとまっているヨウシュヤマゴボウの花です。 花を裏側から見るかたちになっていますが、ガクらしきものは見当たりません。
 じつはヨウシュヤマゴボウの花は、花弁が無く、ガクが花弁のように大きくなっています。


 上は花が終わり、果実になりかけの頃です。 子房の部分は融合し、心皮の境も次第にはっきりしなくなりますが、花柱は子房が膨れたために、よけいに離れてきています。


 果実は熟すと黒くなります。 この状態になっても、花柱の数ははっきり分かります。 ガクも果柄も花序枝も赤くなり、黒い果実との対比が美しくなります。 ただしこの黒い果実に含まれる赤紫色の果汁は、体や服に付くとなかなか落ちないので、注意が必要です。 アメリカでは、ヨウシュヤマゴボウの実を、Inkberry と呼んでいるくらいです。 また、ヨウシュヤマゴボウは全草が毒草で、果実は比較的毒が弱いというものの、無毒ではありません。


※ ヨウシュヤマゴボウはヤマゴボウ科に分類されています。 同じ属に分類されている日本在来のマルミノヤマゴボウはこちらに載せています。

2014-10-02

マダラスズ

 虫の音が聞こえる季節です。 マダラスズも、人家周辺でも鳴き声を聞くことのできる虫です。 ジ-- ジ-- と、単調に繰り返す鳴き声は、私は録音していないのでここには載せませんが、「マダラスズ 鳴き声」などで検索すると、いろいろ出てきます。


 上がオス、下がメスです。 鳴くのはオスだけです。


2014-10-01

ツルシギ

 ツルシギは旅鳥として春と秋に飛来します。 近くの池に来ていると聞き、撮りに行ってきました。
 名前の由来は、Wikipediaを見ると「足と嘴が赤色であり、ツルを連想させることから」とあるのですが、足と嘴が赤色のツルっていたかな?? マナヅルの足は赤いけど・・・。 ツルによく似たシュバシコウは足と嘴は赤い色ですが、ヨーロッパの鳥ですし・・・。



 上の2枚はフラッシュを使ったような写真になってしまいましたが、着いた時間が遅く、西日がフラッシュの役割をしてくれました。 なお、上2枚は 1,600×1,200 まで拡大できます(拡大方法はこちらです)。



 この鳥は幼鳥だと思います。 今は冬羽の時期ですが、成鳥の冬羽は腹部が白くなるはずです。 いずれにしても、足と嘴の色に目が行くと、アカアシシギに似ているようにも思えますが、アカアシシギでは上嘴も下嘴も基部が赤くなっているのに対し、ツルシギの嘴の赤い部分は、下嘴の基部だけです。
 なお、成鳥の夏羽は全身が黒っぽく白斑が散在します。

10月のキャラクター

 9月27日に水蒸気爆発を起こした御嶽山では、たくさんの人命が失われました。 私も御嶽山には3度登っていますので、ニュースで映る地形はよく分かります。 美しさと厳しさを併せ持った自然の中での人の小ささを改めて感じました。 亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

 10月のキャラクターはルリミズアブのメスです。 2012年10月20日に東大阪市の枚岡公園で撮ったものです。 瑠璃色の複眼がステキです。