病気でも歌手でもなく、山に生える藺草(いぐさ)の意のヤマイです。
ただしこのヤマイ、イグサ科ではなくカヤツリグサ科ですし、山中ではなくとも、やや湿った日当たりの良い場所にはよく見られます。 写真も堺市南区の公園墓地で 2015.8.24.に撮ったものです。
ヤマイは花茎の先に1つだけ小穂をつけます。 上の写真で、小穂からさらに先に花茎が伸びているように見える褐色になった部分は苞です。
小穂にはたくさんの鱗片がらせん状についています。 風媒花なので花は目立ちませんが、その鱗片の1つひとつの内側に花があり、結実します。 上の写真では、小穂の頂に近い鱗片の内側から、メシベとオシベが外に出ています。
下は昨年の10月中旬に、上と同じ場所で撮ったヤマイです。 種子は落下してしまったのでしょう、結実を守っていた鱗片は開いています。
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