写真は樹幹についていたスズゴケ
Forsstroemia trichomitria です。 上の写真でも左下に写っていますが、よく見ると蒴があちこちに付いています。
蒴柄はその多くの部分が苞葉に隠され、蒴は見つけにくくなっています。 蒴歯は外蒴歯のみが目立っています。 蒴歯の数は、上の写真では一部カウントが難しい所もありますが、蘚類の蒴歯の数は倍々になっていきますから、8でも32でもなく、16でしょう。
湿らせると、葉が広がり、鮮やかな緑がよみがえります。
上は葉の全形です。 中肋は弱く、はっきりしませんが、葉の中ほどにまでのびているようです。
葉の先端部と基部の細胞の様子を上に載せておきます。
(2015.9.13. 京都市 宝が池公園)
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こちらでは帽をつけた蒴や葉身細胞のサイズなどを載せています。