2016-02-24

リボンゴケ


 写真はリボンゴケ Neckeropsis nitidula です。切り立った岩上に生えていました。


 葉は扁平に重なってついていて、強い光沢があります。 上は乾いた状態ですが、葉は縮れていません。


 大型のコケで、一次茎は這い、そこから長い二次茎を出します。 上の写真は二次茎で、枝をわずかに出しています。 上の写真の数字の単位はcmで、葉の長さは2~2.5mmです。


 葉はヘラ状で、上部が幅広く、中肋は葉の中ほどで終わりますが、短く叉状になる場合もあります。 葉の基部下側の葉縁はしばしば内曲しています。


 上は葉の先を拡大したものです。 葉の先には短突起と微歯があります。 葉身細胞は楕円形~長い菱形です。

(2016.2.12. 和泉市 槇尾山)

こちらにはリボンゴケの造卵器の様子を載せています。