2020-05-17

造卵器をつけたリボンゴケ


 写真はリボンゴケ Neckeropsis nitidula です。 岩上で育っていました。


 上の赤い円で囲った所が他とは異なっています。 下はその拡大です。


 小さな細い葉が集まっています。 このようなものは探せばあちこちにありました。 下は上とは別の所のものを横から撮影したものです。


 これをほぐして中を見ると・・・


 褐色の細長いものが何本かありました。 それぞれの基部は少し膨れています。 形からして、この褐色の細長いものは造卵器で、基部の膨らみの中に卵細胞があるようです。 色からして、受精できずに枯れていく段階か、受精後に発生を始めている時期でしょう。 細長い葉は苞葉です。
 造卵器と思われるものの基部の中を観察することは、小さすぎてできませんでした。

(2020.2.23. 奈良市白毫寺町)

◎ リボンゴケの植物体の様子はこちらに載せています。

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