上は展翅した標本ではありません。 頭を斜め下に向けて壁にとまっていた生きているクロホシフタオ
Dysaethria moza の写真を回転させて頭を上にして、壁のゴミを取り去ったものです。
ツバメガ科フタオガ亜科の「フタオ」とは後翅に2つの尾状に伸びていところが見られるからでしょうが、上の写真の右の後翅はこの「二尾」が重なってしまっています。
このクロホシフタオは年2回発生します。 「みんな蛾」で見ると成虫出現月は5~6月と8~10月となっていますが、この写真を撮ったのは3月29日です。 季節がおかしくなってきていますが、昆虫たちと植物の関係は大丈夫なのでしょうか。 クロホシフタオの食餌植物はガマズミやコバノガマズミなどのレンプクソウ科(旧分類ではスイカズラ科)ですが、産卵し、幼虫が孵化しても食べる葉がまだ展開していないといったことにならないのか、心配です。
(2016.3.29. 堺市南区槇塚台)
※ 夏に撮ったクロホシフタオは
こちらに載せています。
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