写真はアオギヌゴケ Brachythecium populeum だと思います。 岩の上で育っていました。
茎は這い、不規則に分枝しています。 枝葉は1.5mmほどです。 以下はこの枝葉について調べた結果です。 なお、茎葉についてはこちらに載せています。
中肋は葉の先端に届いています。
上部~中部の葉縁にはかすかな歯があります。
翼細胞はやや分化しています。
以下は胞子体についてです。
蒴柄は赤褐色で、1~1.5cmほどの長さです。
蒴柄の上部にのみパピラが見られます。 蒴が少し短めですが、アオギヌゴケの属名 Brachythecium は brachys(短)+theca(箱) に由来します。 この「箱」は蒴のことでしょう。
(2016.3.13. 奈良県 川上村)
◎ アオギヌゴケはこちらにも載せています。