写真はイトラッキョウゴケ Anoectangium thomsonii のようです。 土を被った岩上に生育していました。 平凡社の図鑑では、分布は中部地方となっていますが、中部地方から四国・九州にかけても分布しているようです。
葉の長さは1~1.5mmほどです。
中肋は葉長に達するか短く突出しています。 葉は全縁で、パピラが光を乱反射するため、透過光では暗く見えます。
葉身細胞は方形で、多数の小さなパピラが密生しています。
(2018.6.13. 高槻市 川久保渓谷)
◎ 蒴をつけたイトラッキョウゴケをこちらに載せています。
ところで・・・
上は紀伊半島などに分布するキイイトラッキョウ Allium kiiense と、下は本来長崎県に分布するイトラッキョウ A. virgunculae の花ですが、少し園芸的に改良されているように思います。 どちらも 2016.11.19.に大阪の「咲くやこの花館」で撮影したものですが、どこがどうイトラッキョウゴケに似ているのでしょうね。
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