上はヒメシロモンドクガ
Orgyia thyellina のメスの夏型です(2018.6.11. 堺市南区高倉台にて撮影)。 それにしても、うまく保護色となる色の壁にとまっています。 色を意識しているのでしょうか、それとも偶然なのでしょうか。
なお、秋型のメスは翅があまり伸びず、飛べません。 夏型では分布の拡大を、秋型では産卵を重視しているのでしょうか。
ところで、和名のシロモン(白紋)はどこに? 黒紋なら分かりますが・・・ じつはオスの姿を見ると、よく分かります。
上がヒメシロモンドクガのオスで(2010.9.4.堺市南区槇塚台にて撮影)、白紋がよく分かります。 たしかにメスにも同じ所に白紋があるのですが、翅の色が白っぽく、分かりにくくなっています。
上の2枚はヒメシロモンドクガの幼虫です。 1枚目はエゴノキの蕾にいるところを横から撮ったもので(2015.5.27.岩湧山)、2枚目はカラスノエンドウにいるところを背側から撮ったものです(2011.5.21.堺市南区岩室)。
上の2枚は、葉などを齧っているところではありませんが、食餌植物は多様です。
ヒメシロモンドクガは、幼虫~成虫とも毒針毛は無いとされていますが、時には軽微な発赤を生じさせることもあるようです。
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