アサイトゴケ
Pseudoleskeopsis zippelii が蒴をつけていました。 育っていたのは、水を保ちやすい岩質なのか、しっとり湿っている岩の上でした。
枝葉の長さは 0.5~1mmですが、雌苞葉は2mm以上あります。
枝葉は広卵形で、葉縁には細かい歯があります。 中肋は太く、葉先付近で分からなくなります。
上は葉先付近の拡大です。
翼部の分化はほとんど見られません。
葉身細胞の背面上端には目立たない突起があります。
上は蒴歯を蒴の外側から見ています。 外蒴歯と内蒴歯はほぼ同じ長さです。 内蒴歯は互いにつながっています。 その様子はほとんど外蒴歯に隠されていますが、★で示した所で確認できます。
蒴の下部には気孔が見られます(上の写真)。
(2020.5.20. 奈良市白毫寺町)
◎ アサイトゴケは
こちらにも載せています。