写真はオオツボミゴケ
Solenostoma radicellosum だと思います。 保育社の図鑑には記載がなく、平凡社の図鑑でも検索表にあるだけですので、不安ですが・・・。 分布は近畿以西となっています。
上に2枚の葉を並べましたが、葉形には変異がありそうです。 1~2枚目の写真を見ても、葉の多くは円頭で、長さより幅が広いようです。 また、腎臓形の葉が混じるのが特徴のようです。
上は葉身細胞です。 油体は楕円体で微粒の集合です。
仮根は多くは茎から、一部は葉の基部から出ていて、3枚目の写真にも右下に仮根が写っています。 平凡社の検索表には、「仮根は明瞭な束になり,茎に沿って流下する。」とあるのですが、上の写真はそのようではありません。 汚れの少ない茎の上部を観察したからでしょうか。
(2015.9.13. 京都市 宝が池公園)
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