イワヒトデ Colysis elliptica は本州南岸から四国、九州に分布する常緑性のシダ植物で、ほとんどの場合、岩に着生して育っています。 葉は単羽状複葉または羽状全裂で、側羽片は2-5対あります。
和名は、岩に着生していることと、葉の切れ込みを人の手の指を広げた様子にみたてたところからでしょう。
胞子葉と栄養葉があり、葉形はよく似ていますが、胞子葉の方が細長く背が高くなっています。 胞子嚢群は線形で、胞子葉の裏側全体に矢筈状につきますが、葉の表側からも胞子嚢群の様子が分かります(上の写真)。
(2021.3.3. 宮崎県日南市)
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