上は 5月12日に愛知県設楽町の標高800m付近で撮った写真です。 茎の先から花柄が放射状に出ています。 葉は裂片がとても細い腹葉です。
長い花柄の先に白く小さな花が1つ・・・と思ってよく見ると、2(~3)個の花がついている所もあります。 長い花柄の先から短い花柄が複数出ていますので、複散形花序です。
セリ科の植物だと思いますが、思い当たるものがありません。
花を拡大してみました(上の写真)。 花弁は5枚、オシベ5本、花の中心部から短い花柱が伸びています。
なかには上の写真のように、セリ科らしい果実をつけているものもありました。
図鑑で調べても、それらしい植物はみつかりません。 ところが・・・
6月23日に北八ヶ岳の湿った谷間で、上の写真のような葉をつけた本種に出会いました。 花が咲いた後に上の写真のような葉を広げる植物だったようです。
図鑑で調べると、イワセントウソウ Pternopetalum tanakae のようです。 分布は岩手県以西の温帯域です。
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