2024-07-20

ムレコムラサキホコリ?


 朽木の上にあったムラサキホコリ科の変形菌、かなり小さく、フィールドでの撮影の段階で、ムラサキホコリ属(Stemonitis)ではなく、コムラサキホコリ属(Stemonitopsis)だろうと思いました。 柄は子嚢の1/2~2/3ほどの長さです。

 子実体の高さは約3mmです。 子嚢は細長い楕円形~円筒形です。

 上は胞子です。 径は8~9μmで、表面に特記すべき特徴は見当たりません。

 コムラサキホコリ属にも、コムラサキホコリ、セイタカコムラサキホコリ、ダテコムラサキホコリ、ハダカコムラサキホコリ、チャコムラサキホコリ、ムレコムラサキホコリなど、多くの種類があります。 特徴のよくあてはまるものは無いのですが、とりあえず、ムレコムラサキホコリ Stemonitopsis subcaespitosa としておきたいと思います。 この種の柄は子実体の約1/4で、写真のものよりかなり短いのですが、胞子の径がほぼ一致します。

(2024.7.17. 兵庫県西宮市 北山公園)

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