2016-11-04

イガオナモミ


 上はイガオナモミ Xanthium italicum です。 この時期はもう葉も枯れて、一般には「実」と言われている果苞も茶色くなっています。 茎の頂近くにある小さな丸いものは枯れた雄花でしょう。
 一見オオオナモミによく似ていますが・・・


 上は果苞の一部の拡大です。 総苞片に由来する刺にはたくさんの縮れた毛があります。 また小さな水滴のようなものもたくさんついていますが、これは画面で拡大してはじめて気がついたもので、何であるのか分かりません。

 イガオナモミは1950年代に東京で見出された1年性の外来植物で、現在は全国に広がっています。 原産地は不明ですが、現在ではアメリカ、アジア、オーストラリアなどに広がっているようです。

(2016.10.23.大阪市 舞洲)

2 件のコメント:

もりやす さんのコメント...

これ、子供の頃「ひっつき虫」とか言って遊んでいたやつでしょうか。
今は奈良の住んでいるのですが身の回りでは全然見かけません。
ハギの仲間の三角形のはよく見かけます。

左木山祝一 さんのコメント...

もりやすさん、コメントありがとうございます。
もりやすさんが子供の頃に「ひっつき虫」と言っていたのは、たぶんオオオナモミだろうと思います。果苞がほんの少しイガオナモミより小さく、刺の毛は写真のように多くはありません。
オオオナモミはあちこちでよく見られますが、イガオナモミの見られる場所はそれよりは限定的です。