水の滴る岩から垂れ下がる写真のコケはラセンゴケ
Herpetineuron toccoae でしょう。 二次茎の先端が鞭状に伸びています。
蒴は見つけられませんでしたが、ラセンゴケの蒴は稀なようです。
乾いてくると、葉が茎に接してきます。 二次茎はほとんど分枝していません。
鞭状になった所にも鱗片状の葉がついています。
さらに乾燥が進むと、茎全体が犬の尾のように曲がってしまいました(上の写真)。
葉は広披針形で鋭頭です。 中肋は上部で蛇行しています。 これが和名の由来のようです。
上部の葉縁には複数の細胞からなる大きな歯があります。 葉身細胞は方形~六角形で、中肋に対して斜めに並んでいます。
(2016.12.14. 宝塚市最明寺川)
◎ ラセンゴケは
こちらにも載せています。