上は2月22日の撮影で、残っていた数少ない蒴です。 ほとんどの胞子体は蒴柄のみが目立っていました。 2015年の記録も併せると、1月下旬の胞子体はほとんど蒴柄を伸ばしておらず、上の写真のような蒴が多く見られるのは2月中旬のようです。
葉を含めた茎の幅は2mmほどです。 葉は長さが幅より長く、円頭です。 葉縁の細胞はほかの細胞とほぼ同じです。
上は花被を横斜め上から、下はほぼ真上から撮ったものです。
花被は不明瞭な3稜で、左右には大きな苞葉があります。
上は花被の下部の縦断面を作り、撮ったもので、左下から上中央に伸びているのが花被です。 写真中央に写っているのは苞葉です。 下は上の赤い四角で囲った部分の拡大です。
上の写真のほぼ中央に、大きな細胞が斜めに並んでいます。 これがペリギニウム(perigynium)と呼ばれているものだと思います(間違っていたら、どなたか教えてくださ~い)。 立体的にはこれが造卵器をぐるりと囲んでいたわけで、結果的には雌苞葉は造卵器より上につくことになります。
上は葉身細胞です。 トリゴンは小さく、葉緑体の少ない所を見ると、表面は弱いベルカ( verruca:パピラより小さな微小突起)状になっているようです。
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