2017-03-21

蓋の取れたトサカホウオウゴケの蒴


 堰堤いちめんについたホウオウゴケ、顕微鏡で葉を見ると・・・


 葉身上部の縁には鶏のとさかを思わせる鋸歯があり、葉縁には明るく見える帯状の部分がありますので(こちら)、トサカホウオウゴケ Fissidens dubius でしょう。
 蓋や帽のある若い蒴は以前載せましたが(こちら)今回の蒴の大部分は蓋が取れていました。




 蒴歯は1列16本で、中ほどから2(~4)裂し、その先は糸状になっています。

 トサカホウオウゴケは雌雄異株で、蒴をつけているのはもちろん雌株ですが、明日はこのトサカホウオウゴケの雄株について書く予定です。

(2017.3.8. 滋賀県野洲市妙光寺山山麓)



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