写真はツリバリゴケモドキ
Bryohumbertia subcomosa です。 湿った状態では蒴柄はなめらかなカーブを描いて曲がり、蒴は葉に守られるように下の方にありますが、乾くと蒴柄は蒴を回転させながら立ち上がり、上の写真のような姿になります。
植物体は高さ 10mmほどで、葉は針状で長さは5~7mmです。
上は葉の基部で、中肋は葉の幅の1/3ほどあります。 大型の方形細胞からなる翼部は明瞭に分化しています。
蒴の帽の下端には白く長い毛があります。
蒴の蓋の長さは壺と同長以上です。 同じシッポゴケ科のツリバリゴケ属(
Campylopus )の蒴も同様に帽の下端に長い毛を持ちますが、蓋の長さは壺よりも短くなっています。
蒴歯は1列で16本です。
蒴歯は中部まで2裂し、中部~下部には縦の条が見られます。
蒴歯の上部は細く、パピラに覆われています。
(2017.3.8. 滋賀県野洲市妙光寺山山麓)
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