これも 2017.6.14.に北八ヶ岳で採集し、大阪市立自然史博物館の特別行事「標本の名前を調べよう」で教えてもらったコケで、タチツボミゴケ
Solenostoma erectum です。 平凡社の図鑑には検索表にあるだけで分布は近畿~九州となっていますし、保育社の図鑑には種名すら記載されていません。
植物体は小さく、茎の幅は葉を含めて1mmを少し超える程度です。 仮根は葉の基部から出ています。
小さすぎて断面を作るのは断念しましたが、ペリギニウムが著しく発達し、雌苞葉は造卵器のあった位置より上についていることは容易に予想できます。
葉は長さと幅がほぼ同じで、円頭です。 葉縁の細胞は他の細胞とほぼ同じです。
葉身細胞はトリゴンが非常に大きく、油体は微粒の集合です。
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