クマムシは乾燥、温度、圧力、放射線など諸条件に対し、非常に大きな耐性強度を持つことがしられています。 一部のクマムシは周囲が乾燥してくると、乾眠と呼ばれる無代謝の休眠状態に入り、悪化した環境に耐えることもよく知られています。
上のクマムシは乾燥した状態で3週間ほど保存していたコケに混じっていたようで、コケを調べるために水で簡易プレパラートを作成したところ、しばらくして脚を動かしはじめました。 しかし、上の動画のように8本の脚をさかんに動かすようになったのは、かなりの時間が経過してからです。
上の動画では、横からの姿は最初の5秒ほどで、残りの2分あまりは腹面ばかりです。 光の来る方向に背を向ける傾向があるのでしょうか。
腹面ばかりでも、クマの顔を思わせる(注1)顔の正面や、かわいい目を見せてくれたり、なかなか楽しませてくれました。
(注1) 私の主観です。 クマムシの名前は、太い脚でゆっくり歩く様子が熊の歩き方に似ているところからでしょう。
下は動画からの切り出しです。
2 件のコメント:
動画のアップ、ありがとうございます。
クマムシ可愛いです。
このクマムシ、武田尾の駅近くのコケにいたものなんですよ。
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