水飛沫のかかる岩上にいろんなコケが混生していました。 上の写真の蒴やいちばん多い幅の広い葉はアオハイゴケですが、今回は、濃い緑の、背の高いコケについてです。
葉は広披針形で、中肋は葉頂に達しています。
上は葉の折れ曲がった所を撮ったもので、折れ曲がっている所の外側を見ると葉身細胞にパピラがあることが分かりますが、
ネジクチゴケなどとは異なり、葉身細胞の輪郭は明瞭です。
葉腋にはたくさんの無性芽がついていました。
上は無性芽だけを撮ったものです。 葉の様子などからセンボンゴケ科だろうと調べた結果、当初はケネジクチゴケ
Barbula subcomosa としていたのですが、ケネジクチゴケは無性芽をつけないと教えていただきました。 この属の同定はとても難しいので、同定はこの属の理解がもう少し進んでからチャレンジしたいと思います。
(2017.12.13. 京都市 貴船)
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