コケシノブの葉の裏についているのはウニバヨウジョウゴケ Cololejeunea spinosa のようです。
背片は卵形で、各細胞の背面には円錐形の高いパピラがあります。 腹片は背片の2/5ほどの長さです。
背の高いパピラは細胞の長さを越え、20μm以上のものも見られます。 葉身細胞のトリゴンは小さく、薄壁です。
腹片の第1歯は1細胞幅で2細胞長、第2歯は横に長い単細胞からなり、先端がやや尖っています(上の写真)。 なお、腹葉はありません。
胞子を出し終えた胞子体もついていました。 倒卵形の花被もパピラに覆われています。
(2018.3.31. 三重県名張市赤目町長坂)
◎ ウニバヨウジョウゴケはこちらにも載せています。
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