2018-05-21

トゲムネアナバチ


 ハマボウフウの花に集まる虫たち、上の写真の緑色金属光沢のハエは、クロバエ科キンバエ族の一種(ヒロズキンバエ?)で、あちこちにいるアリはアミメアリですが、今回の主役は右下にいる小さなハチです。
 このハチはギングチバチ科のトゲムネアナバチで、ハエを麻酔して砂地に掘った穴に引き入れ、幼虫の餌とします。 上の写真の状態は、自分の胃袋を満たすことが優先なのか、近くのキンバエに関心を示す様子は見られませんでした。


 体長は5mmでした。


 上は背面から見た胸部の拡大です。 赤い円で囲った所に二又に分かれたトゲが見えます。 これが和名の「トゲムネ」の由来でしょう。



(2018.5.20. 泉南市 岡田浦)

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