写真はノラニンジン Daucus carota です。 ヨーロッパ原産の2年性草本ですが、世界各地に広がっています。
花弁は5枚ですが、花序の周辺に位置する花の花弁は大きさが異なります。 若いオシベの葯は花弁に左右から挟まれて保護されています。
このように花序を上から見ていると、特に変わったことの無いセリ科の花ですが・・・
上はまだツボミですが、花序を横から見ると、大きな苞葉が羽状に裂けています。 こんなに細かく裂けている苞葉は、そんなに多くないでしょう。
なお、茎には荒い毛が生えています。
ノラニンジンと栽培用のニンジンとは亜種または変種の関係にあるとされています。 しかし根は黄白色で赤くはならず、長さも数cmにしかなりません。
(2018.5.20. 泉南市 樫井川河口)
◎ 上より少し後の果実のできかけの頃のノラニンジンをこちらに、果実のできている様子はこちらに載せています。
0 件のコメント:
コメントを投稿