写真はハマボウフウ
Glehnia littoralis です。 海浜では汀線からの距離に応じて風邪で運ばれる砂の量が変わり、生育する植物が入れ替わります(成帯構造)。 この場所ではハマヒルガオ、ツルナやコウボウシバなどの後ろに帯状に育っていました。
葉は1~2回3出複葉で、葉の表面にはクチクラ層が発達していて、肉厚でつやがあります。
以下、花の変化を追ってみました。 花は花序の周辺から咲き始めますから、花序の中心部に近づくほど若い花を見ることになります。
花は花弁5枚、オシベ5本です。 若いオシベは左右から花弁に挟まれて保護されています。 この状態ではメシベの存在はほとんど分からず、自家受粉を避けているものと思われます。
花粉を出し終えたオシベが脱落した後、メシベが伸び出します(左下の花)。
花弁も脱落し、メシベの柱頭が長く伸び出しています。 花と花の間は毛で埋められています。
子房は果実へと変化を始め、色も紅色になってきました。
(2018.5.20. 泉南市 岡田浦)
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