上はクワの雄株にいたモンシロドクガ
Sphrageidus similis の幼虫です(2018.4.27. 堺市南区畑)。 写真は黄色型ですが、他のドクガ科の幼虫によく見られるような、体側の黒斑がつながって帯状になった黒色型と呼ばれるものがあり、前者はクワ類の植物でよく見られ、後者はバラ科やブナ科の植物によく見られます。 なお、黄色型は暖地に多く、黒色型は寒地に多いともされています。
成虫は、5~6月と8~9月に見られ、越冬は幼虫の形態で行いますので、上の写真の幼虫も、冬を越してきた幼虫でしょう。
上はモンシロドクガの成虫です。 名前のように紋がはっきりした白い蛾ですが、下のように紋がはっきりしない場合もあります。 上も下も6月の撮影です。
幼虫も成虫もなかなか美しいのですが、終齢幼虫の毒針毛が繭~成虫~卵~1齢幼虫と継承されますので注意が必要です。
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